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2-1 サービスの概要
IPv6 トンネリング接続サービス
IPv6 over IPv4トンネリング技術を用いて、既存のIPv4インターネットの接続と同時にIPv6インターネット接続も実現いたします。
2-2 接続イメージとしくみ
- 接続イメージ図(Biz系サービスをご利用の場合)
- しくみ
IPv6インターネットにつながったInfoSphereネットワークとお客さまネットワーク(ローカルネットワーク)に設置したトンネル終端装置間で、IPv6パケットをIPv4パケットでカプセル化し、IPv4ネットワークにIPv6パケットを通す方式です。
隔離されたIPv6ネットワークの両端にあるIPv4/IPv6両方のIPアドレスを付与した通信機器(トンネル終端)の間で、論理的IPv6パスを張ることで、そのパスを通じてIPv6ネットワーク上のホストから一方のIPv6ネットワークにパケットを送受信することができます。トンネル終端では、IPv6パケットをIPv4でカプセル化/非カプセル化し、IPv4のルーティングを用いてトンネル終端間で送受信を行います。
2-3 サービスの内容
サービスの種類:モニターサービス
提供期間:平成14年8月12日より受付 平成15年3月末日まで提供
- 対象となるサービス
InfoSphere Biz ADSL1/8/16
InfoSphere Biz Hikari1/8/16
WebARENA Symphonyサービス
InfoSphere専用線IP接続サービス
- 料金
モニターサービス:初期費用、月額費用 無し(無料)
- サービスの仕様
- IPアドレス
「/48」の空間のIPv6アドレスをを割り当ていたします。
例.2001:2C0:1FFF::/48
※(2の80乗分の空間:[128 - 48 = 80])
65,536個(2の16乗)分の“サブネット”を割り当てられます。
ひとつの“サブネット”に2の64乗個分を“ホストアドレス”としてご利用できます。
トンネル終端に付与する、ひとつのIPv4アドレスが必要になります。
例.202.aaa.bbb.3
InfoSphere側のトンネル終端となるIPv4アドレスをご案内いたします。
- トンネル終端装置(IPv6 over IPv4トンネリング通信機器)
ローカルネットワーク側機器につきましては、お客さまにて準備・設定していただきます。
インターネット側につきましては、InfoSphereで準備・設定いたします。
- ルーティング
スタティック・ルーティング
※InfoSphere側、ローカル側トンネル終端装置のインターフェース間でスタティック・ルーティングを行います。トンネル設定後、デフォルト経路をトンネルに向けてスタティックに設定して下さい。
なお、一つのサービスご契約に対して、1トンネル設定となります。
- DNS(ネーム・サーバ)サービス
InfoSphereでIPv6ネットワークから参照できるDNSを用意しています。
IPv6での名前解決のqueryを受け付けるDNSサーバ
NS1.NTTPC.NET 2001:2C0:1::53
NS2.NTTPC.NET 2001:2C0:1:100::53
独自ドメイン名を運用される場合は、お客さまでDNSをご用意下さい。
正引き、逆引きセカンダリDNSについては、InfoSphereでお受けします。
逆引きに関しては、IPv6逆引きDNSの権限委譲を行います。
(ゾーン転送は、IPv4で行います)
- テクニカル・サポート
本サービスにおきましては、お客さまネットワーク(ローカルネットワーク)の機器設定等技術的なサポートは提供できませんのであらかじめご了承下さい。
2-4 申し込みから利用開始まで
- 作業内容
InfoSphere側 |
お客さま側 |
IPv6登録(To:APNIC)
開通工事(トンネル終端・ルーティング設定) DNS設定(セカンダリ・逆引き権限委譲) |
トンネリングサービス申し込み
IPv6申請(To:NTTPC) 設定依頼(IPv6/IPv4アドレスの申告) トンネル終端・ルーティング設定 DNS設定・登録 |
※お申し込み受付より、サービス開始まで、約2〜3週間となります。
- 接続イメージ図
2-5 注意事項
- 実験サービスに参加するにあたり、当社の定める「利用規約」に同意していただく必要がございます。
- 一つのご契約サービスにあたり、1トンネル設定となります。
- 必ずお客さまネットワークにトンネル終端機能(IPv6 over IPv4トンネリング機能)を有する機器が必要です。
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